sdwanとは、ソフトウェアで制御される広域ネットワーク（wan）です。従来のwanでは、各拠点にルーターやファイアウォールなどの機器を設置して物理的なネットワークを構築する必要がありました。クラウドベースの仮想ネットワークを活用することで物理的なネットワークを構築する必要がなくなります。sdwanの仕組みは、大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。
オーバーレイネットワークとは、仮想的に構築されたネットワークです。このオーバーレイネットワークを介して各拠点間の通信を実現します。コントローラーは、オーバーレイネットワークを制御するソフトウェアです。コントローラーは、各拠点の機器や通信状況を収集して分析し適切な経路や帯域を割り当てます。
エッジデバイスとは、各拠点に設置されるsdwan対応機器です。エッジデバイスは、コントローラーからの指示に従ってオーバーレイネットワークへの接続や通信の制御を行います。sdwanを利用するメリットを挙げます。物理的なネットワークを構築する必要がないため、ネットワークの柔軟性と拡張性が向上します。
クラウドベースの仮想ネットワークを活用することで、新しい拠点の追加や既存拠点の移転なども容易に行うことができます。各拠点の機器を統合的に管理できるため、運用・管理コストを削減します。クラウドベースの仮想ネットワークを活用することで、機器の保守やメンテナンスも容易に行うことができます。コントローラーが各拠点の機器や通信状況を常に監視しているため、セキュリティの強化が図る事が可能です。
機器の脆弱性対策や不正アクセス対策などの機能を統合的に提供しているため、セキュリティ対策を効率的に行うことができます。
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